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2019年06月28日

サツマイモの定植

このところ、

ようやく梅雨らしい天気が続くようになりましたね~。


もっとも、

かんちゃんは、洗濯物の面倒があるので、

そんな天気にぶうぶう言っておりますが(ははは)、

畑や野良の生き物たちにとっては、

いいお湿りとなっているはず。


私も、そんな雨の合間を縫って、

ここしばらくは、

サツマイモ苗の定植をしています。





うちでは、4月下旬ころに、

貯蔵しておいたサツマイモを畑に埋めるのですが、

そうすると、

大体、半月後くらいから出芽が始まり、

芽が地上に出てくるようになります。


その芽が育ち、

長さが40cmほどに育ったものを切り取り、

畑に植えていくのですが、

ただ茎を切ったものであるため、

発根はしていません。


なので、

植えた当初は乾燥に弱く、

というわけで、

植えた後の雨を頼りに、

雨の合間を縫って植えていくことになります。


ちなみに、うちの品種は、

”べにはるか”と、

”いずみ13号”。

(いずみ13号は、貯蔵しておいたイモが全て、

ネズミのお腹の中へ入ってしまったため、

残念ですが、今年の苗は、購入しました。)


風味の違いはありますが、

両者とも、焼き芋しかり干しイモしかり、

とってもおいしいサツマイモです。


順調にいけば、

また今年も干しイモの販売をしようと思いますので、

どうぞ、お楽しみに♪




さてさて、以前、

玄関先で蛹化したアゲハチョウのことを書き、



以降、羽化を楽しみに、

日々、観察していたのですが、

先日、そのサナギが消えているのを発見。


羽化したとしても、

サナギの殻はその場に残っているので、

それすらもないということは、

明らかにおかしい。


というわけで、

そのことをかんちゃんに話したところ、

「ああ、そう言えば、昨日、”マロン”がその辺にいたよ。」

とのこと。


おっと、マロンとは、

こちらの方。





うちで飼っているニワトリで、

ヌウが、その名付け親です。


そんなマロンですが、

夕方、放し飼いにしているとき、

どうやら、そのサナギを発見した模様。


で、多分ですが、

そのままお腹の中へ、

ということになったんでしょうね~。


羽化が見られなかったのは残念ですが、

でもまあ、弱肉強食の世界ですので、

それもまた自然。


玄関先で蛹化したアゲハチョウのいのちが、

彼女の糧となり、

彼女がいつか土にかえれば、

彼女のいのちが、土の生き物や草木の糧となり、

そんな草木が、また、

アゲハチョウの糧となり。


一見すると、

敵対関係にある生き物たちでも、

全体的に見れば、円くおさまっているということが、

百姓をし、日々野良に出ていると、

実感としてよくわかります。



大分歳を取ってきたので、

卵は、たまにしか産まなくなりましたが、

そんな彼女が産んだ卵、

私たち家族の糧として、大事に頂いています。

  

Posted by とんちゃん47 at 21:32
Comments(0)野良仕事

2019年06月20日

コンニャクの出葉

梅雨入りして、しばらく経ちましたが、

これまでのところ、、

なんだか梅雨らしくない天気が続きますね。


百姓のくせに、雨が好き、

特に、

梅雨のような、そぼ降る雨が大好きな私にとって、

なんだか拍子抜けの感もあるわけですが、

とまれ、そんなお天気のおかげで、

ニンニクの収穫や、苗の定植、

キュウリの支柱立てなどなど、

野良仕事は、順調にはかどっています♪


というわけで、

日中、たっぷりかいた汗の水分を、

晩、

キンキンに冷えた麦ジュースで補充するわけですが、

(もっとも、失った水分以上に補給していることは間違いないのですが、ははは)

そんな”給水作業”を始めると、

必ずやってくるのが、ヌウ。


そんな彼女の目的は、

もちろん、麦ジュース、

ではなく、

おつまみ。


高校生になり、

毎日、自転車通学なので、

おなかも減るんでしょうね~。


学校での出来事などを楽しそうに話しながら、

お皿の上のものが、

どんどん減っていくのを見ていると、

自分も高校生の頃は、食べても食べても、腹が減ってたな~、

とか、

こいつは、将来、酒飲みになるな~、

などなど、

”水分補給”も忘れて眺めている自分がいることに(笑)。


こんな日々を送りながら、

高校の三年間は、彼女にとっても、

また、私にとっても、

あっという間に過ぎていくんでしょうね~。


楽しかった高校生活を思い返しながら、

身体も、態度もでかくなったヌウと一緒に、

楽しく過ごしていきたいと思います♪




さてさて、ヌウも好きなおつまみといえば、

もずくや、湯通ししたわかめ、

ボイルしたホタルイカなど色々な食べ物があるわけですが、

畑で採れる”おつまみ”で言えば、

かかる年月も、かかる手間も、もちろん風味も、

おまけに、失敗の危険度もトップクラスなのが、

こちら。





コンニャクです。


コンニャクは越冬した地下のイモから、

初夏に芽をだし、葉を広げ、

晩秋に枯れ、イモで越冬する、

というサイクルを繰り返して大きくなるのですが、

うちでは、肥料を与えないこともあって、

コンニャクを作る大きさになるのに、

4年かかります。


つまり、一年生のイモから数えると、

コンニャクを食べようと思ってから、

実際に食べれるまで、

4年かかるわけです。


で、4年たって収穫した後、

待ちに待ったコンニャクを2日かけて手作りするわけですが、

うちでは、

コンニャクを化学薬品を使わずに、藁の灰汁で作ることもあって、

当初は、失敗の連続・・・。


「4年も待って失敗なんて、あんたのやってることは、なかなか面白いね~」

なんて、

かんちゃんのきつい一撃にもなんとか耐えながら、

繰り返すうち、どうにかコツを習得!


で、その時初めて、

藁の灰汁から作ったコンニャクを食べたわけですが、

刺身で食べても、煮物にしても、

いや~、ほんと、うまかったな~。


以来、時々失敗することもありましたが、

このコンニャク作り、

我が家の冬の風物詩となって今に至ります。



手作りコンニャクの刺身に、

3年寝かせた手作り醤油、

そして、お気に入りの日本酒。


う~ん、

今年もまた冬が楽しみです♪

  


Posted by とんちゃん47 at 21:16
Comments(0)野良仕事

2019年06月13日

お客さん?

以前にも書いたかもしれませんが、

我が家は、

築100年以上たつ古民家。


瓦屋根をトタン葺に変えたり、

戸が、サッシになったり等、

所々、リフォームされていますが、

柱や、梁は、

多分、建てた当時のまま。


家屋を支える床下の柱も、

地中に埋められたりすることなく、

束石の上に乗った状態です。



以前、天竜にいたころも、

古民家暮らしでしたが、

こういった日本家屋は、

湿度が高く、気温が高いという、

日本の夏の環境に対処するべく、

様々な工夫が見られます。


なので、

通り抜ける風は涼しく、

とても過ごしやすいのですが、

”風が通る”ということは、そこここに隙間も多く、

というわけで、

そんな隙間を通って、

様々な”お客さん”がやってきます。


総じて、昆虫や、クモ類が多いですが、

変わったところだと、

サワガニや、ヒキガエル、青大将

(この方々は、天竜にいたころ)、

コウガイビル(なかなかの外見なので、写真はカットします、ははは)などが、

迷い込んだのか、はたまた、住みかとして考えているのか、

時折やってきては、様子をのぞいていきます。


そんな彼らを見つけても、

ヌウも、かんちゃんも、私も平気なので、

(おっと、かんちゃんはヘビ以外)

ヌウと即興の観察会を開催したりしながら、

彼らの気のむくまま、風の吹くまま、

といった感じの接待、

もとい、対応となります、ははは。



で、先日のこと。


玄関で、地下足袋をはいたり、

クワを用意したりと、

野良仕事の準備をしていたところ、

そのわきにある柱に、

こちらを発見!






アゲハチョウの幼虫です。


多分、

近くにあるミカンの木から、

遠路はるばる、

歩いてきたんでしょうね~。



で、よく見ると、

背中が丸まり、糸をはいたりしているので、

どうやら、ここで、

サナギになる模様。


早速、そのことを、

ヌウや、かんちゃんに伝え、

そこを通るときは、

ひっかけたりしないよう伝達。



次の日の朝、

早速見てみると、

サナギになっていました♪






アゲハチョウの幼虫はサナギになるとき、

その場所の色によって、

緑色になったり、茶色になったりします。


サナギになると、

移動して逃げるということができないので、

その場所の色に同化した色のサナギになり、

外敵に見つけられにくくしているんでしょうね~。


こういったことしかり、

様々な虫たちの、様々な生態を見ていると、

ほんと、感心することばかり。



とまれ、羽化は、

2、3週間後くらいになるのかな?


「そんな虫ばかり見てないで、さっさと仕事しな!」

なんていう、かんちゃんの小言に注意しながら、

その日を楽しみに待ちたいと思います♪

  

Posted by とんちゃん47 at 22:08
Comments(0)野良の住民たち

2019年06月06日

虫と野菜

裏山、ミカン畑の開拓は、

とりあえず、一段落。


気温は高めですが、

成葉へと変わり始めたミカンの若葉を柔らかに揺らす

さらっとした風が、

とっても心地よくて。






直径20~30㎝ほどの木(シデ類かな)が数本、

ミカンの木を隠すように生えているので、

これらを伐採して開拓終了となるのですが、

ちょっと考えていることもあるので、

伐採は、冬に実行するつもり。


その頃になったら、

伐採の様子や、木の使い道等、

また書いていこうと思います♪




さてさて、以前にも書きましたが、

うちの野菜は、全て固定種で、

全て、自家採種(自分で種を取り、その種を播種する)です。


なので、今年播種したどの野菜の種も、

天竜で生を繋いできたものたちなので、

新しいこの地の環境に戸惑うかもと思ったのですが、

やっぱり彼らたくましいですね~、

すくすくと育ち、

キュウリや、南瓜は、もう、

畑へと旅立っていきました。

(肥料は、米ぬかと、

うちで、薪を燃やした時に出る、灰のみです。

ちなみに、ビニールハウスや、ビニールマルチ、

トンネルなどは、一切使いません。)


で、庭先の”育苗場”の様子は、

今、こんな感じ。






うちでは、どの野菜も、

種まきの旬に播種し、

加温施設や、ハウス内での育苗は行いません。


つまり、うちの野菜は、

播種から、収穫、

そして、

種子に次代の生を託して土にかえるその全てが、

露地になります。


そして、もちろん、

虫たちも畑に暮らす立派な一員あり、

そもそも、

害虫なんて呼ばれなければならない虫たちとの共存が、

農業を志した原点ですので、

農薬はもちろん、

苗の時から、寒冷紗等での虫よけもしませんし、

葉っぱをもぐもぐする虫を見つけても、

殺したり、取り除いたりすることはしません。


およそ、百姓らしくありませんが、

優しく眺めているだけです、

ははは。



というわけで、

うちのマクワウリと、黒ウリは、

今、こんな感じ。






ウリハムシの朝昼晩のご飯になっていますが、

まあ、彼らも生き物、

私が、朝昼晩にご飯を食べるのと、

何ら変わりません。


まあ、それはいいとしても、

マクワ瓜や、黒ウリは大丈夫なの?、

と思われるかもしれませんが、

ウリハムシと彼らのつき合ってきた長い年月の間、

もしウリハムシにもぐもぐされて枯れるようなら、

もう、この世に存在していないはず。


もちろん、もぐもぐされれば、

経験上、

収穫は遅れますし、収量も下がります。


でもでも、

生きている証として野菜をもぐもぐする罪のない虫たちを、

農薬や、補殺などで大量に殺した挙句、

様々な理由で、廃棄される野菜がたくさんあるという現状を鑑みれば、

収穫が遅れたって、収量が下がったって、

彼らのいのちが守られ、共存できるのであれば、

どうってことないと、個人的にですが、

私はそう思います。


もっとも、その結果として、

貧乏暮らしになり、

かんちゃんから、

小言をたくさんもらう羽目になるのですが、

ははは。



前後しますが、

”虫たちに食べられて生を繋げないなら、

その野菜は、この世に存在しないはず”

ということに気がついたのは、

今から20数年前、

祖父の田畑を借りて百姓の道に入ってから、

2、3年たったころのこと。


以来、それは、

ずっと私の中にあるのですが、

そのきっかけとなった出来事のことを書くと、

ただでさえ長文にお付き合いいただき、

お疲れになられている所に、

追い打ちをかけるようなことになってしまいますので、

そのことは、またいつか書こうと思います。

  


Posted by とんちゃん47 at 00:34
Comments(0)野良仕事

2019年05月27日

最強?の生命力!

野良仕事とは、全く関係ないですが、

私、

携帯電話を持たないようになって、

今年で、15年目。


あると便利なことはわかるのですが、

携帯電話のない生活に慣れてしまった、

というか、

貧乏暮らしだから(笑)、

というか、

とにかく、そんなこんなで、

私も、かんちゃん(妻)も、ヌウ(娘)も、

15年間、

携帯電話無しの生活。

(ちなみに娘は、小さな頃から、なぜか自分のことをヌウとよぶ。)


が、しかし、

そうも言ってられない事態が!

(って、そんな大げさなことでもないのですが、ははは)


この3月に、ヌウ、

中学を卒業したのですが、

高校生になるにあたり、

どうしてもスマホが欲しいと言いだして。


まあ、高校生だし、

しょうがないな~、ということになり、

ヌウだけ、携帯電話を持つことになりました。


というわけで、

ヌウのスマホを時々いじらせてもらっているのですが、

いや~、しかし、

当たり前のことなんでしょうが、

様々な機能にびっくりするやら、感心するやら。


さながら、

無人島で文明から隔絶されていたような感がある私、

時代の流れははやいな~、

なんて、妙に感心した次第です、ははは。




さてさて、

先日の土曜日のこと。


学校が休みのヌウも連れて、

裏山のミカン畑の開拓へ向かいます。


ここ数日同様、

ミカンの木にからまったツルをとったり、

ミカンの木を追い越して伸びる木を切ったり。


プロフィールの写真、

田植えをする私の横で、

手拭いを姉さんかぶりにして手伝っているのが、

幼稚園の頃のヌウなのですが、

今では、

身体も態度もでかくなったヌウ、

しっかり、

”戦力”として機能するように。


途中、甘夏を食べながら、

ミカンの木漏れ日の下、

よもやま話をしながらの、

ヌウとの一服。


そんなひと時の姿であったり、

もくもくと作業を進める姿であったり、

かと思えば、

木陰を歩く沢蟹を捕まえ、

目を輝かせている姿であったり、

そんな姿を見るにつけ、

ほんと、親バカですが、

いい感じに育ってるな~、なんて思います、

ははは。



そんな、土曜日、

作業を終え、家に戻ってしばらくたった時のこと、

太もも上部の裏あたりにかゆみが。


場所が場所であり、

また、何年も百姓をしていることもあって、

そのかゆみの主が誰なのか、

大体予想はつきましたが、

ズボンを脱いで見てみると、やっぱり、この方が。





マダニです。


山には、

イノシシなどが通る”けもの道”があり、

マダニは、

その通り道の草の上などに待機していて、

そこを通る動物に移り、

吸血するようです。


このマダニ。


以前、天竜にいたころ、

知らない間に、

2週間ほど寝食を共にしていたときがあり(笑)、

というわけで、その間、

お風呂も一緒だったので、

どのくらいの時間、水の中にいても平気なんだろうと、

ふと思い、

マダニには悪いですが、

コップの水の中に入れて、

ヌウと2人、しばらく観察していたことがありました。


で、1日たっても、2日たっても、

コップの底で、もぞもぞ。


3日がすぎ、4日目をむかえたころ、

かんちゃんが、その実験コップ?を発見。


「ダニが逃げたらどうすんの!」

という鶴の一声により、

その瞬間、実験中止となったわけですが、

それでも、3日は生きていたことに。


えら呼吸でもしてるんじゃないかと錯覚するくらいの、

強烈な生命力に、ヌウと2人、

びっくりしたことを覚えています。



野良仕事の都合上、

どうしてもダニが生息しているような場所に行くことが多く、

というわけで、ダニにかまれたのは、

今年に入り、これが4回目。


とまれ、ご存知のように、

マダニは感染症を引き起こすことがあり、

つき合わないことが何よりなので、

彼らも、子孫を残すために必死だとは思うのですが、

服装等、しっかり注意して、

野良仕事に臨みたいと思います。

  

Posted by とんちゃん47 at 20:58
Comments(0)野良の住民たち

2019年05月23日

新天地での第一歩♪

我が家の裏山、

浅間神社から延びる山の山肌に、

ミカン畑(甘夏系統かな)があります。


勾配はきついのですが、

南斜面で、日当り抜群!


水はけも良さそうで、

おいしいミカンが採れたんだろうな~、

と思うのですが、

多分、長い年月放置されていたんでしょうね~、

現在は、

クズやらなにやらのつる性植物のパラダイス。


パッと見、

ミカンの木なんて見当たりません・・・。


というわけで、

そこをミカン畑に戻すべく、

今日から、のこぎり片手に、

”開拓”作業。


斜面を登りながら、

十重二十重に絡まったつるを、

引っ張ったり、切ったりしながら、

木からはがしていきます。


クズも、長年経つと木のようになるんですね~、

茎の直径が15㎝ほどに育ったものもあったりで、

なかなかはかどりませんでしたが、

それでも、1/4ほど終わったかな~。



姿を現し、

風が通るようになったミカンの木。


そんなミカンの木の下、木漏れ日の中で、

5月の軽い、さわやかな風を感じながらの、

ひと休憩。


もいで食べる甘夏のはじける果汁と、

さわやかな甘みは、

疲れた体も、心も軽くなるようで、

それはそれは、いいものです♪




さてさて、前回のブログで、

固定種、自家採種のことを少し書きましたが、

ここに引っ越してくる前、

つまり、浜松の天竜で百姓をしている時から、

種を取って播いても、親と同じ形質が現れない、

という、生き物としてあり得ないような「F1品種」に疑問を持ち、

というわけで、栽培する野菜は、

全て、固定種(子供に、親と同じ形質が現れる)で、

自家採種(最初の購入時以外、全て、自分で種を取り、それを次に播く)

をしてきました。


浜松では、12、3年ほど百姓をしてきたので、

今ある種は、そのほとんどが、

12、3年ほどのつき合いということになります。

(会社勤めをしていた頃から、自家採種していた野菜もおりますので、

長いものでは、17、8年ほどのつき合いとなります。)


最初は、5、60種類くらいの野菜を栽培していたのですが、

私の思うような畑に暮らすのは、いやだ!、

という野菜もいたり、

自家採種の都合上、やむなく断念した野菜もあったりで、

今では、20種類ぐらいになりました。


そんな彼ら、前述のように、

長年、天竜で、

私と生活を共にしてきたのですが、

今年からは、ここ、

葵区での新生活が始まります。


なので、最初は戸惑うかな~、

とも思ったのですが、

発芽、そして、

そこからの生育と、

今のところ、全く問題ありません。


やっぱり彼らの生命力はたいしたものだな~、

と、心配が杞憂におわりそうなことに、

ほっとするやら、うれしいやら。


長年彼らの様々な表情を見ながら、

共に歩んできたので、

もうほんと、彼らと私の間には、

野菜と人間という関係を超えた、

なんか、友情というか、戦友というか、

そんな感情があります、

もっとも、彼らが私に対してどう思っているのかはわからないのですが、

ははは。



そんな彼らの、

新天地での第一歩。


これまでどおり、

私は、彼らの裏方に徹しながら、

目指す農に向けて、

一歩一歩、共に歩いていこうと思います♪





  

Posted by とんちゃん47 at 16:18
Comments(0)野良仕事

2019年05月21日

新天地でのスタート!

この4月に、浜松は天竜の山里から、

ここ静岡市葵区の麻畑沼を望む里山へ、

家族3人で引っ越してきまして、

再び、農の道を一歩一歩歩いていく生活のスタートを切りました。






普通?、農業というと、

引越しとは無縁のようなイメージがあるように思うのですが、

私の場合は、農の道に入ってから、

今回でなんと、3度目の引越し。


初めてでもありますので、

そんな3度の引越しの経緯を書こうと思い、

実際書き始めたのですが、

途中、もう、あまりにも長くなり、

ご覧くださる方の大迷惑になることに気が付き(ははは)、

というわけで、消去。


一応それでも、

とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれないので、

浜松に暮らしていたころのブログ「ヌウとテツの野良日記」に経緯を書いたものを、

申し訳ないのですが、ご覧いただけたらと思います。

出会いと別れの春




他の生き物たちと同じように、

日々をただただ精いっぱいに生きているだけなのに、

忌み嫌われ、

害虫なんて、十把一絡げの名前で呼ばれ、

農薬等で、”大量虐殺”の憂き目を見ている虫たちのその在り方に、

「・・・、なんでだろう?」

と疑問を初めて感じたのは、

今から24、5年前、

修士論文の作成に追われ、徹夜続きで朦朧となった頭を覚醒させるべく、

パソコンの前で、熱いコーヒーをすすっていた、

2月のある明け方のことでした。


もともと、小さいころから虫が大好きで、

というわけで、大学、大学院にて、

なんと6年も虫たちと戯れていたわけですが、

まあ、そんな下地もあったんでしょうね~、

以来、そのことが頭の片隅から離れず。


思ったような就職先もなかったこともあって、

そんなら、害虫なんて呼ばれている虫たちと手を取り合い、

共存する農業をができないかどうか、

実際、やってみるか!、

と、榛原郡にあった祖父の田畑を借りて、

思い描く理想の農業、

すなわち、

「害虫たちと共存する農業」を目指して、

農の第一歩を踏み出した次第。


以降、様々なことがあり、

先ほども書きましたが、3度の引越しもあったりと、

なかなか忙しかった、この年月。


農の技術的なことに関していえば、

最初の頃は、農薬、化学肥料を使わないだけで、

例えば、ビニールマルチやトンネル等を使ったり、

また、F1品種なども栽培していましたが、

今では、そういったものも使わないようになり、

固定種、自家採種のみの栽培に。


また、

おいしい野菜、安全な野菜を届ける、届けたい、

というよりなにより、ただただ、

害虫なんて呼ばれなければならない虫たちと手を取り合い、

彼らと一緒に暮らすことができる農業を確立したい!

という、若いころにいだいた夢も、

今では、そんな虫たちだけでなく、

雑草なんて呼ばれなければならない植物たちも含め、

田畑に集う”いのち”すべてと手を取り合い、

共存していく農でありたいと思うように。


昔、山に人の手が入り、

そこで、薪や山菜などを必要な分だけ得つつ、

そこに暮らす生き物たちと共生していた、

いわゆる”里山”の概念を田畑でも実現したいと、

数年前に「里山共生農業」を立ち上げ、

今に至る次第です。

(もっとも、会員?は、私一人だけですが、ははは)



とまあ、概要?はこんな感じなのですが、

そんな日々の農や、生活を中心に、

私、かんちゃん(妻)、ヌウ(現在、高1の娘)の織り成す出来事などを、

気ままに、楽しく綴っていこうと思います。


よろしかったら、今後ともお付き合いの程、

よろしくお願いいたします♪





(ミカンの葉をもぐもぐするアゲハチョウの幼虫)


  

Posted by とんちゃん47 at 14:34
Comments(0)日々の出来事